俺のこと、好きっていいなよ。




「夏希と付き合ってるの?」

「ブッ!!!」



お母さんが運んできてくれたお茶を口に含んだ瞬間、投げかけられた質問。


お茶を吹き出さないように、あたしは手で口元を覆う。



「あら〜!図星?」

「ごほ、ごほっ!」



び、びっくりしたぁ……。


希子さん、唐突すぎる。

ほんとびっくりした。



「夏希はなんて言ってるんですか……?」

「それがね、教えてくれないの!やたらと幸せオーラを放ってはいるんだけど」



し、幸せオーラ……!?