しいちゃんに会いたいけど……。
今は、夏希といたい気持ちが大きい。
「な、夏希といたいです……っ」
ちょっとうつむき加減に、がんばってそう伝えてみる。
夏希からの反応は……ない。
えっ……。
なにか一言くらい返してくれても……。
と、顔を上げてみると。
「っ、こっち見んな!」
手の甲で自分の片頬を隠している夏希。
か、隠せてないよ……。
顔赤いの、バレちゃってるよ。
「な、夏希……」
「ぅ、わっ近くづくな!」
なっ!
近づくな、はひどい!!
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…