まだ夢を見てるみたいだ……。



「……まさか、陽菜から好きって言葉をもらえるとはな」

「へ?」



まだ顔が熱い。

涙も引いたばっかりで変な顔。


それでも、夏希の目をじっと見つめる。



「なーんか……幸せすぎて、夢みてぇ」

「……っ、それはあたしのセリフだよ!」



だって、夏希はあたしのか、彼氏になったんだよね……!


……ん?

付き合うって話に、なったっけ?


ーーガコンッ。


あたしが思わず首をかしげていると、ゴンドラが揺れる。


あ……。

もう少しで終わっちゃうんだ……。