「楽しかったけど、目回った〜」

「……俺も」

「えっ、夏希!顔色悪くない!?」

「ギャーギャー騒ぐな。頭に響く……」



ああ……申し訳ないです。

はしゃいで、カップを回しすぎました。



「ちょっと休憩しよっか?ベンチあるよ」



近くにベンチを発見して、そこへ夏希をうながす。


ジュースでも買ってこようかな。

自販機、近くにあるかな……。



「……別に、休まなくていい。ゆっくりしたいし、あれ乗ろ」



そう言った夏希の視線を追うと、そこにあるのは……。