"まだ"って……!

あたし、自惚れるよ。バカだもん。


なぜか、かあっと頬が熱くなる。

告白されたわけじゃないのに。


こんなの自意識過剰だよ!

早くおさまれー!!



「……とにかく、陽菜にちょっかいかけんな。イライラすっから」



夏希はそう言い捨てると、またグラウンドへと戻っていった。


な、なんだったの……。



「なにあれ。わかりやすいヤキモチだね」

「や、ヤキモチ……!!」



そんな感情、夏希にあったんだ!?

しかも、あたしに対して!?


……やばい。

自意識過剰だけど、にやけがとまらない。