俺のこと、好きっていいなよ。




葉山くんはそう言うと、クルッと反対方向へ向いて歩いていく。


そのうしろ姿を呆然と見つめる。


え、同じクラス……。

って、絶対嫌だ!めんどくさそう!


そんなことを思いながらトイレへ向かい、またお店へと戻る。



「はぁ〜……」



なんか疲れた……。

葉山くんって、絡みづらい人だな。



「あっ、陽菜!遅かったね!」



お店の奥の方、可愛いお皿やコップが陳列されたところにしいちゃんがいた。


しいちゃんの笑顔は癒し効果抜群ですね!