俺のこと、好きっていいなよ。




「う〜ん……?意味わからん……」



まだまだ寒さが続く1月下旬。

あたしは部屋にこもって、模試の過去問を解いていた。


現代文と古典。

このふたつはあたしの敵だと言っても過言じゃないくらい、苦手だ。


評論文なんてわけわかんないし!

古文と漢文にいたっては、英語の方がまだマシだと思うくらい。


とにかく苦手で、今向かい合ってる現代文と古典の過去問に悪戦苦闘中なのだ。



「うう……マンガ読みたい」



あたしの目線は、机の上から本棚へ移る。