「確かにうまいな!また彩斗でも連れてくるか……」



いっとき口をモグモグしてから、感心したようにつぶやく。


あやくんだけじゃなくて、野球部のみんなと来たらいいのに。

みんな大盛りにしそう。


なんて思いながら、あたしの隣に座る颯希くんを見る。



「颯希くん、全部食べれそう?」



ミニサイズとはいえ、普通盛りでもけっこう多いんだよな……。

だから、颯希くんにはちょっと量が多いかもしれない。


箸を止めて颯希くんの様子を見ていると、笑顔が返ってきた。