最近は夏希がウチに来てばっかりだったから、颯希くんに会うのは久しぶり。 夏希と同じ黒髪で、目はパッチリしてて可愛らしい印象。 肌には透明感があって、天使みたいに可愛いの!! 「……いい加減、離れろ」 感動の再会をしていたら、不機嫌そうな声に邪魔された。 あたしから颯希くんを離した夏希は、さっきと変わらない仏頂面で口を開く。 「すっげぇイヤなんだけどさ」 「……う、うん?」 なんだろう。 夏希って唐突だから、いつもビビってしまう。