「確かに行ったけど、今年は…その……こっ恋人としてってゆーか…とにかく!行こう!」



あたしは頑張って、恥ずかしながらも翼を説得した。


すると

「……ったく、しょーがねーなぁ。」

と渋々了承してくれた。



「ほんと!?わーい!ありがと翼!!もう大好き〜」

嬉しくなって抱きつくと

「知ってる。」
と言って、優しく微笑みながら頭を撫でてくれた。


翼のその行動1つであたしの心臓は痛いくらいにバクバクしていた。