「せ、先生・・・」 先生は、その子に優しく微笑み、手を差し伸べた。 その子も先生の手を恥ずかしそうにギュッと握った。 見たくない・・・・ そう思った。 だって・・・・先生のあんなに優しい表情、見たことなかった。 いつも優しくて生徒思いの先生だけど・・・ 何かが違った気がした。