「どんだけ超人なんだよ…」 「全国クラスじゃまれじゃないわよ」 「こえー,全国…」 はあ,とプールサイドに手をつく涼。 「加賀ちゃーん!大丈夫ー?」 「おぼれてたのか?!」 双葉と佐々木君も駆けつける。 「全国クラスじゃ,あの時間は普通なんだと」 まだ落ち込んでいるのか,涼はもたれかかったまま言う。 「えー?!全国って水泳のー?!」 「それ以外に何があるのよ」 「凄いんだねー!!加賀ちゃん!!」 「かっけー,加賀っち!」