あの日からずっと、会っても
あたしの告白について触れなかった青久。



「そりゃ、2年ぶりに会った、なんとも思ってない幼なじみにあんなこと言われたら迷惑だよね」



気を緩めたら今にも泣いてしまいそうで
あたしは必死に笑顔を作った。



わかってる、わかってるんだよ。



だけどあたしは、いくら青久が
口が悪くても無愛想でも。


あのころと変わってしまっていても。



本当に好きだった。



冷たい態度をとってしまっていても
本当は大好きだったんだよ。



「ごめんね、青久」