そばにいなかったって、あたしの高校生活のこと?
どうしてそんなに知ってるの。
そんなにあたしを見てくれてたの。
「ずっと逢沢先輩の隣にいたのは僕だ。なのになんで、いきなり出てきたお前に奪われなきゃいけない」
黒田くんの思いが、ひしひしと伝わってくる。
「僕は逢沢先輩を思ってます。だからずっと、そばにいた」
「だから、なんだよ」
「あんたはいたのか」
ドキリと、言葉があたしの胸を刺す。
「逢沢先輩がつらいとき、あんたはそばにいたのか」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…