隣の悪魔はご機嫌ナナメ




その晩、青久に会えた嬉しさで
お母さんたちに青久のことを話すと、
びっくりしてたけどとても嬉しそうだった。


あたしたちは幼なじみで、物心ついた
ときから一緒にいる仲だった。



いつも一緒、家だってお隣同士で。



そんな幼なじみをあたしが好きになるのに
それほど時間はかからなかった。



かっこよくてスポーツもできて頭もいい。


おまけに瀧本クリニックの一人息子の
青久は女の子からモテモテで


あたしが入る隙間なんてなかったけど


それでも自慢の幼なじみだった。