どうしてそこまであたしを思ってくれてるの。
どうして今の時期だったの。


何かあったからなんじゃないのーーー……。



言いたいことはまだあったけど、言えなかった。



抱きしめる青久の力は強いのに、温かいのに。
どこかに行ってしまいそうだった。



「好きだ、はる」



「……あたしもだよ。ずっと、好きだった」



「もう、離さないーーー……」



ゆっくりと顔が近づいてきて、あたしはゆっくり瞳を閉じた。



信じていいんだよね、青久。



今度こそ、ずっと一緒にいられるんだよね。