「……なあ」
あたしの部屋で、ベッドの上に勝手に居座る青久があたしを呼ぶ。
あたしが学校から帰ったら、まるで図ったかのようなタイミングで家に来た青久。
あたしの家族と青久で食卓を囲んで、
たくさんの他愛もない会話をした。
お母さんたちも嬉しそうで、
青久にも特に変わった様子はなかった。
楽しい時間を共有したような。
ほんとに、ただそれだけ。
「ーーーなに?」
声色、変じゃないかな。
今の気持ちが伝わったりしてない?
普通にしゃべれてるのかな、あたし。
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