「あたしが、なんだ?」 意地悪っぽく聞いてくるルカ。 カァっと熱くなる頬。 「言え。あたしが、なんだ」 「あ、あたしが……」 コイツ、その後に続く言葉がわかってるくせにわざと聞いてくるんだから。 ムカつくくらい、ドSだ。 「そんなことになったら……」 「………」 「あたしが……狂いそうになる」 言った瞬間。 ルカの腕の力が強まった。