『ヘンリー、時が来た。用心しろ』 これ、今フランさん達が言っていたことと、関係、ある? あるなら、このまま隠しているわけにはいかないよね? もう10人も犠牲になってるんだ……。 あたしのせいでもっと犠牲者が出たら……。 「あの……実は……」 あたしはゴクリをつばを飲み込んで、ゆっくり声を出した。 「これが重要かどうかはわかれないけど、秘密にしてたことがあるの」 3人の真剣な視線があたしに刺さる。 「ヘンリー……の、ことなんだけど……」