あたしは梓が心配で、梓の腕を掴んだ。 元々梓達には何も関係のなかったことだ。 あたしがルカの教育係に選ばれなかったら、魔界の存在なんて知らずに今ごろ普通の夏休みを過ごしていたはず。 あたしが巻きこんでしまったこと。 梓と庵可くんを危険な目にあわせないようにしなきゃ。