悪魔なキミと愛契約~守るべきもの~



その時に、初めてヘンリーの存在に気づいた。


それから、チヅルさんのお墓の前で話しをして……。


あの時は何を話したっけ……?


あ!そうだ!


ヘンリーの両親のこと。


両親を亡くし、お墓参りに行きたいけどしょっちゅう行くことが出来ないから、ああやってチヅルさんのお墓に行って両親の事を思い出している的なこと言っていた。


それは別になにも怪しくないし。


やっぱり、一番引っ掛かるのは、図書室での出来事のみで……。


「そう言えばさ、サラの付けてるそのネックレスと指輪にはどんな力があるの?」


突然梓に聞かれ、あたしは首に付けているシルバーのネックレスを手に取る?


「正直、この指輪に何の力があるのかはわからないの。ルカもシキも教えてくれないから」


梓が細かく頷く。


「でもこのネックレスには本当に色んな力があるんだよね。危険が迫ると結界を張ってあたしの身を守ってくれて、一度は激しい攻撃を相手に跳ね返してくれたことがあった」


ヘイリとの戦いの時だ。


このネックレスのおかげで、あたしとルカの命は助かったんだ。