何事もなかったように肩をすくめたけど、言葉のどもり具合から怪しさ満点。
あたしは、サッとルカから目を逸らしさっきのルカのように首をグルリと回す。
「おまえが俺に隠し事をすると毎回ろくでもないことが起こるからな。言ってみろ。何を隠している」
そう言って、ルカはあたしの後ろを覗き込むように首を伸ばした。
だけどあたしは頬を引きつらせて笑い、机からお尻を下ろす。
「何でもないって。何も隠してないよ」
嘘だと気づいているのか、ルカはあたしをジッと見据えた。
「だから、何でもないって‼あたしはただ、魔界に行く準備をしに早めに帰ってきただけ。
色々準備するものがあるでしょ?」
後から聞いた話だけど、魔界のフェスティバルは1週間程あるらしい。
てっきり1日だけだと思ってたのに……。
あたし達は、泊まり込みで魔界に行って色々お互い教え合うみたい。
「おまえは何も準備するものなどないだろう。全て向こうに揃っている」


