『時が来た、ヘンリー。用心しろ』
へ、ヘンリー……!?
なんでヘンリーの名前が……?
ヘンリーって、あの、ヘンリー!?
え?
なんで......?
鼓動が速くなり、目の前がブレて見える。
頭が、パニックだ.....。
それにこの紙、そんなに前のものではないはずだ。
きっと新しい。
なに……?
なんなの……?
時が来たって……。
“何者かが、動き出そうとしているのです”
まさかヘンリーのこと……じゃないよね?
違うよね?
だって、ヘンリーはここの執事だもん。
あたし達の味方でしょ?
そんなはずない。
確かに、この前物音がした時も、ヘンリーはここにいた。
だけどヘンリーは、シキにここの掃除を任されているから掃除中だと言ってたよね?
でも……ここを去る時、今と同じように物音がしたんだ。
あの時、何の音かって気にはなったんだけど……。
あの時の物音と、今の物音と関係がある……?
この紙……誰が挟んだの?
ヘンリー宛てだということは、彼以外の人物だと言うことになるけど……一体誰が……?
この屋敷の中の誰か……?


