あれから一週間。
アイツに会うこともなく、仕事に追われる、いつもと同じ日々が流れていった。

社長という仕事柄、休日はどうしても不規則になってしまう。
明日は久しぶりの休日。
まぁ、特に予定もないのだが。


そんな帰り道。
会社を出て数分ほどのところだろうか、
一週間と似たような光景を目にしたのは。


あの日のように、鈴が自販機の横で寝ていた。
……裸で。