「余命はもってあと半年です」


医者から鋭く突き尖ったナイフが、心へ侵入してきた。
僕の余命はもう半年しかないのか…。
僕はごく普通の中学2年生。名前は有岡翔。
普通に中学校生活を送ってきた。でも、ある日突然、僕の体はおかしくなった。

今年の夏、心臓発作。
秋、肺炎
そして今、2度目の心臓発作で入院。


原因は不明。医者にもわからない。



《そんな………》



父さんも母さんも、絶句した。
まだ僕にはこれからの人生を楽しく……と考えていたが、その考えも覆された。