「テメェ!わざとやったな!」 いきなりさやかが大声をだし、遥は震えもう泣きそうだ。 「ちがくて、そのっ」 「何が違うんだよ?」 倒れた机に足をかけ、ドカッと座ったままのさやかは 周りから見ればとても怖いだろう。 私は教卓に肩肘をつきさやかに問う。 「さやか、どうしたの?」 私が聞くと、遥は助けを求めるようにこちらにバッと向く。