教室に行くと未来ちゃんたちはまだいなかった。 「俺席戻るね」 「うん、ありがと」 お礼を言うと笑顔で頭をポンッと撫でて戻って行った。 触れられたそこが熱を帯びた、気がする。 京くんが助けてくれたその日から、未来ちゃんは私に何もしてこなくなった。