「おはよ」 次の日学校に来ると京くんが挨拶をしてくれた。 「お、おはよ」 昨日あんなことがあったせいでまともに顔が見れない。 けど、なんかスッキリした気がする。 「ちょっと来なよ」 そんな私と京くんのやり取りを見ていたのか、 未来ちゃんと他四人が目の前にいた。 「うーん……」 しょうがないからついてくけどさ。 京くんを見てみるとクラスの皆に囲まれていて私に気づいていない。 しょうがないか。 「さっきのあれ、どういうこと?」 「あれ?」 階段の踊り場に来るなりいきなり質問。