学校についたとき。



「あれ?これ誰のー?」



「どうしたの?」



私の机の中に知らない消ゴムが入っていた。



「あれ?これ未来(みく)ちゃんのだよね?」



「あ!私のあった!どこにあったの?なくしてたんだぁ!」



未来ちゃんは私のクラスでたぶん一番可愛い子で皆から人気者だった。



「楓ちゃんの机の中にあったんだよ!」




「……え?なにそれ、楓ちゃん。私の消ゴム盗んだの?」



急に変な言いがかりをつけられた。



いやいや、私人のもの興味ないよ?



てか誰かがここにいれたんでしょ。



昨日はなかったし。



「そんなわけないじゃーん」



ははっと笑いながら自分の席についた。



ここからだったな、たぶん。いじめが始まったのは。