机まで行くと、さやかはニコニコしながら私を見ていた。 「さやか様、ありがとうございます」 手を頭の上に持っていき拝む。 「よしよし、苦しゅうないぞ。写すがよい」 足を組み、手でシッシッとやる姿がどうにも偉い人に見える。 「プッ。んじゃ借りるねー」 「ハハッ、あいよー」