恋愛学園




「……階段とエレベーターどっちがいい?」


「エレベーター!!」



青にお姫様抱っこされて階段上るより、エレベーターの方がマシ……?な気がする。



「即答だね~。じゃあ、壁ドンコースで」




なに、壁ドンコースって……。
しかも、そんな企んでる楽しそうな顔で言われてもムカつくだけなんですけど?




「……半径1m以内に入って来ないで」



「それじゃあ、エレベーター乗れないよ?壁ドンしないと学園長に怒られるんだよ?あのエレベーター、隠しカメラ付いてる」




壁ドンしないと学園長に怒られるって……そんな学校、此処しかないよ。
ホントに、頭が痛くなるこの学園のルールを聞く度に。




「……ほら、ついたよ?乗って」




「……はいはい」




保健室のすぐそばにエレベーターが合ってそれに乗り込み、青の方に背中を向けて立つと後ろから笑い声が聞こえてきた。




「……芹那ちゃんも、壁ドンしたいの?それなら、俺が芹那ちゃんの位置に行こうか?」




「したいわけないじゃん……」




なんで、自分よりもでかい男を前にして壁ドンなんかしなきゃいけないの。
するなら、絶対に憂みたいに可愛い子にする。





「……桃也に怒られるよ?」



「だよね……なんで、人の心を読むわけあんたは?」




なんで、自問自答にしてることに後ろから返答が返ってくるのよ。




「……え、だって。声に出てたし?」