次の日、授業が終わった後、 久々に芽衣とお昼を食べた。 心なしか芽衣は嬉しそうに見える。 「今日は雪音を独り占めできる!」 なんて言ってた。 「ずっと一緒に食べれなかったから 寂しかったんだよ?」 「う、ごめんね」 素直に謝ると、 芽衣はニカッと笑って「いーよ」と言った。 芽衣は、私の初めての女友達。 実際はそうじゃないかもしれない。 昔の私には友達がたくさんいたらしいから。 でも、記憶を無くしてから ずっと塞ぎこんでいた私に 芽衣は明るく話しかけてくれた。 大切な、友達だ。