それよりも今は疲労オーラを漂わせている海斗…いや保父さんに一応同情の眼差しを送っておこう。

あたしも近い将来あんなになるのかと思うと恐怖が沸き上がってくるぞ。

いやーまぢで勘弁だ。

するとあたしは海斗に気をとられ過ぎていてHR が終わっている事に気がつかなかった。


でも、あのハゲ何も言わずに教室出てったよな?

まぁ、こんなに体格のいい男がギャーギャーしていたら怖くなるのも分かる。

しかーし!お前は担任だろ?担任がそれでいいのか?違う意味で心配するよ。


こんな感じで海斗の次はハゲた担任を心配していたら、

一時間の数字の担当の先生が教室に入ってきて

「よーし!授業始めるぞー!」

って大きな声で号令をして授業が始まった。


すると色々と考えていつの間にか疲れていたあたしは静かに夢の中に入っていった。