「ん?このクラスは俺と海斗がいるよ~。」
ほら~あそこにいるでしょ~。っと言いながら琉斗がある一箇所を指差した。
その場所を見てみると、ギャーギャーうるさい男どもの中に明らかに他と違うオーラを漂わせている海斗がいた。
机に顔を伏せて、疲労オーラを出していた。
きっとその原因は今あたしの方を向いて「本当に蘭花ちゃん可愛いよね~。今夜遊ばない~?」
なんてあたしにナンパじみたことを言っている琉斗のせいだろう。
しかも今夜遊ばないってコイツあたしの過去を話したよな?
それでも言ってくるのかこの破廉恥ボーイは。
でもあの5人に出会ってからまだ一日しか過ぎてないけど、そういうこと言われても何とも思わない。
あたしって意外と単純なのかも。
おっと今はこんなこと関係ないね。
いや、関係あるか?
まぁどっちでもいいや。

