色々と考えてもう妄想と化されていたあたしにかけられた言葉は一気にあたしを現実に引きずり戻した。

「うん。そうだね琉生君。ごめんごめん。」


自分の世界に入っていたあたしを見事に現実に戻したのは朝からキラキラしているキューティーボーイの琉生君だった。


「だったら良かったー。だって蘭ちゃんずっと立ち止まってるんだもん!もう僕たち以外はいっちゃったよ。」


うわぁー、“もん”とか可愛すぎる。