「何で?笑わせないで。私が佐仲君を好きなの知ってて、最低!!」
あぁー見られてたんだ。
でも、見てたんならどうして、
「見てたならあたしがどんな状態だったかわかったでしょ?なのに、何で助けてくれなかったのよ!何であたしが佐仲君を奪ったみたいな言い方するのよ!!」
あたしの、言葉を聞いて親友は笑ってた。
「アハハハハッ、確かに見てたよ。でも、何で私が蘭花を助けないといけないの?言っとくけど、私が蘭花と親友になったのは、あんたの顔が良かったから、一緒に居れば色々といいことがあるからだよ。」
その言葉を聞いたときに、また顔の事を言われて、やっぱり、あたしは顔しか見られない。いいことをしても、誰も中身は見てくれない。
そう思うと、今まで信じていたものが急に何も信じられなくなった。

