「ビクッ、琉斗離れて。」
無理。体か震える。早く離れてくれないと、ヤバい。
なのに琉斗は、
「えぇ~、やだ~!だって蘭花ちゃん可愛いんだもん。」
嫌だ。気持ち悪い。もう無理。
ドンッ ガンッ バキッ
「ウッ、いってぇ~。何すんだよ!!って蘭花ちゃん!?」
「ハアッハアッハアッハアッ、ゴメンっね。でも、だから離れてって言ったのに。分かったら1メートル以内に近づかないで。」
ドンッ
「「「「「「蘭花(ちゃん)!?」」」」」」
皆の声が遠くに聞こえる。
ヤバい意識が……。
ここで、あたしの意識は途絶えた……。

