「あー、男嫌いな事?」
「はい。その通りです。分かっているなら、私がこの人達と仲良く出来るかはともかく、近づく事が出来ないことは分かりますよね?」
「うん。よーく分かるよ。でも、凛さんと"必ず蘭花ちゃんを守る"って約束してるから、コイツらは必要なんだよ。」
っ!!!
どうしてあの人はここまで私にこだわるのよ。
でも、お母さんとの約束なら仕方ないか。
「はい。分かりました。この人達と一緒にいます。ただし、条件があります。」
「条件?」
「はい。それは、私を女だからといって特別扱いしないで下さい。それと、この学校での生活の様子はお母さんに言わないでください。」
もう、これ以上お母さんに迷惑をかけたくないからこれが、一番良い方法だよね?

