love letter

「仲田くん!」


実は仲田くんとは普段あまり会話をしない私。


突然私に声をかけられたことに驚いていた。


「なに??」


「…ちょっと、いいかな??」


私は心臓をバクバク言わせながら、仲田くんを呼び出すことに成功した。


仲田くんを連れ、私は空き教室に向かった。


まだ廊下からは下校する生徒の声がする。


でも、空き教室のドアはちゃんと閉めたし、大丈夫なはず。


普段話さない人同士、気まずいから早く渡してしまおう。


私は手紙を差し出した。