着いた先は、空き部屋。



暗くて少しホコリっぽい。



なんで徹くんはあたしをこんなところに連れてきたの?



疑問は増える。



すると、握られていた手を引っ張られた。



「わっ」



すとんっ



暖かい…



あたしが収まった先は



徹くんの腕の中…。



「わわっ、ありがと!…だいじょーぶだから、もう離してくれてもい「千波ちゃん、俺…千波ちゃんのこと好きなんだよ」


いいよって言おうとしたら



徹くんに遮られた。