顔は笑っていた。 だけど……… ものすごくゾクリッと悪寒を感じた。 そのせいか、体が動かない。 だけど、小さい俺は何で怖いのかわからなかった。 だって……母は笑っていたから。 固まっている俺に母は、早く荷物を置いてここに来なさい、と言った。 俺はその言葉通りにした。 母に反抗する術など……知らない。 それに…… 何となくあのときみたいに、母が怒らないように顔色を伺っていたのかもしれない…… 無意識に…… だから…言われるがまま……