一体何を話したのか、知りたかった。



晃が予定を変更するほどの内容なのかな?



聞くのがコワイ



でも、きっと私達二人に関わる大事な話に違いない。



だから、だから勇気を持って。逃げないで。


私はスカートの裾をキュッと掴んだ。



「僕が晃に話した内容はね・・・エジプトの姿鏡の呪いについてなんだ。」



小川さんは、やさしい口調で昨日晃と話した内容を全て教えてくれた。



話の途中に、分厚い参考書まで持ってきてくれて丁寧に話をしてくれる。



その一つ一つの内容を把握していくたびに私の顔は青ざめていく。




「小川さん、その話もし本当なら・・」



「事実かどうかは分からないさ。」



「でも、でももし本当なら必ず心臓の生け贄が必要ってことですよね・・・」