ハート交換

ここから私ひとりで行かないと意味がない。


晃はそう思ってる。
そして私も。



でも大丈夫・・・



私は自分の胸に手をそっとあててみる。



例え、声が聞こえなくなっても君の存在を確かに感じることができる。



私はひとりではない。



そう思うと勇気が出てきたようだ。



「よし!待ってて。もうすぐ君に会いに行くから。」



私は駅の改札口に向かって歩きだしていた。