ハート交換

あの鏡がそんな恐ろしいものだったなんて・・・・俺たちは簡単に考え過ぎていたのかもしれない。



そう思うと体が震えてきた。



「・・・・・」




「おいおい。晃君、急に黙らないでくれよ。脅かしているわけじゃないんだけど縁起が悪いものだからさ。罰とか当たらないように触れないでほしいだけなんだよ。」



黙りこくっている俺を小川さんが心配してくれていた。




「小川さん・・・ちょっと質問したいんですけど。最近、誰か誤ってあの鏡を合わせ鏡の状態にしたケースとかありますか?」