心臓が激しく鼓動していた。
バクバクバクバクバク
小川さんにまで聞こえるんじゃないかと思うほど大きく聞こえる。
「何故?・・・危険なものなんですか?ただの鏡なのに。」
小川さんに無意味な質問をしている自分がいた。その危険性を一番よく知っているのは俺なのに。
「エジプト人はね、あの鏡には絶対近づかないそうだよ。何故ならその昔、あの鏡を合わせ鏡の状態にして神に生け贄を捧げていたかららしいんだ。」
「生け贄?」
俺は、唾をゴクンと呑みこんだ。
「そうさ、様々な儀式をあの鏡を使って行っていたそうだよ。なんでも鏡が人間の魂を奪いとるらしいんだ。」
バクバクバクバクバク
小川さんにまで聞こえるんじゃないかと思うほど大きく聞こえる。
「何故?・・・危険なものなんですか?ただの鏡なのに。」
小川さんに無意味な質問をしている自分がいた。その危険性を一番よく知っているのは俺なのに。
「エジプト人はね、あの鏡には絶対近づかないそうだよ。何故ならその昔、あの鏡を合わせ鏡の状態にして神に生け贄を捧げていたかららしいんだ。」
「生け贄?」
俺は、唾をゴクンと呑みこんだ。
「そうさ、様々な儀式をあの鏡を使って行っていたそうだよ。なんでも鏡が人間の魂を奪いとるらしいんだ。」

