ハート交換

彼女は、明日から学校にちゃんと行くことを約束してくれた。



アルバイトは近々二人一緒に辞めることにした。エジプト行きの旅費はもう必要ない。



それに俺となみかの秘密について、誠たちに執拗に調べられていたから俺達には時間がなかった。



秘密がバレる事はないけど嘘をつき続けていくことに俺達は、苦痛を感じていた。




とにかく、全てが上手く元に戻ったら、店長の為にボランティアで働こうと二人で誓いあった。




その時がきたら、俺は自分に正直になろうと思っていた。



例え、親友である修一を傷つけてでも自分の思いに正直に生きたかった。






その日の夜




俺は、福岡の博物館に働いているという部活のOBに電話をした。