ハート交換

誠は、笑顔で聞いてきた。コイツ何が言いたいんだよ。誠は、いつもそうだった。怒っている所なんて見たことない。



いつも笑顔で気のつく奴で・・・妙に確信をつくようなことをいう。



「俺と彼女は関係ない!」



俺がそういうと誠は、ニコニコ笑顔で外に向かって指を指しながらこういった。



「晃、あの店のパスタ好きだろ?俺おごるから帰り一緒に食べない?」



「はぁ?何でお前と二人で食べなきゃいけないんだよ。」



俺は、エプロンを脱ぎ捨てながら頭を左右にふった。



「だったら、私達も行っちゃおうかな?ねぇ、巧。」



そばで話を聞いていた恭子が巧に相討ちを求めてる。



「いいねぇ~!俺もパスタ食べたい!4人で行っちゃおうか!」



巧が小躍りしながらいった。