ハート交換

俺がそういって看板を片付けお店に戻ると、恭子は俺の後をつけて来ながら話しかける。



「ちょっと前まで、晃は毎日女の子と楽しそうに遊んでたよね。カラオケ行ったりしてさ。最近、別人みたい。」



「別に。最近、忙しいだけだよ。」



俺は、笑って恭子に話したがある意味当たってる。



別人みたいか。
そうかもしれない。



なみかと心が入れ替わってからの俺は、前みたいに女の子と遊びたいとは思わなくなっていた。



バイトを始めて忙しくなったのもあるけど、それだけじゃない。



何でだろうか?



「心が満たされているから。とか?」



お店のカウンターから誠が笑いながら言った。



何いってんだか。


「単に忙しいだけ。暇になったら・・・」



「暇になったら、どうするの?なみりんとデートするとか?」