ハート交換

夕方の6時頃、アルバイト先の窓から西日が射し込んで眩しかった。



「お疲れ様でした!」


生まれて初めてのアルバイト初日は何とか終了した。



帰り道、一人で公園を歩いていると後ろから晃がわたしの肩をたたく。



「バイトお疲れ。どうだった?花屋の方は?」



あれからクレープ屋さんの方はますますお客さんが増えて忙しそうだった。



それに比べて花屋さんはといえば・・・今日1日でお客さんがたったの3人だった。



店長は、花や植木の配達に忙しくほとんどお店にはいなかったのだ。わたしが何をしていたかと言えば・・・・


「1日花屋の店番してた。」



他のスタッフと比べて申し訳ないほどわたしは仕事をしていなかった。