ハート交換

頭がヒンヤリして気持ちがいい・・・



あれ?ここは何処なの?


目を開けてみると茶色の天井が見える。わたしは起き上がってみると少し目眩がした。



『おい、大丈夫か?君さっき床に倒れたんたぞ。』



晃の心の声が聞こえてきた。



そうだった。クレープの生地を作っていたらお客さんの視線が気になって気分が悪くなってしまったんだっけ。


「わたしなら大丈夫よ。」



でも、ここまで誰が運んでくれたんだろう。気になっていたら、店長が様子を見に来てくれた。



「なみかちゃん大丈夫?慣れないことして緊張したんじゃない?もうしばらく休んでいくといいよ。君の分まで晃が頑張ってくれているから。」



そう笑って店長は、またお店の方に戻っていった。彼に悪いことしちゃったな。